1泊2日群馬旅行① 群馬県 吾妻峡のレールバイク「アガッタン」
とある日曜の朝。
僕「なぬ!群馬にレールバイクがあるのか!」
妻「うるさい!眠たいのに」
もう10時なんですけど。いつまで寝てんねん。
と言うことで(どう言うこと?)、夏の旅行は群馬県に決定。
ところが出発数日前にまさかのコロナ感染急拡大。でも今回も、
妻と僕「だってキャンセル料取られちゃうもーん」
を合言葉に、何の罪悪感もなく旅を敢行。1泊2日の長い旅行記ですが、
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
《総走行距離:490.6km / 旅程:2022年7月23日~7月24日》
自宅を早朝4時半に出発。関越道をスイスイと北上し、9時には群馬県にある
《道の駅あがつま峡》に到着。
って、あれ?まだ8時...。しまった!計算間違えて出発時間が早かった。
妻「ならもっとゆっくり出発したかったのに!」
と文句言われないよう、さも予定通りのように「朝のお散歩の時間です」と
誤魔化すも、
妻「なんかあやしい」
近くにあった「ふれあい大橋」から見下ろす《吾妻峡》。
峡谷沿いには遊歩道が整備されていて、のんびり散歩を楽しめますが、
妻「暑い」
はい却下。
道の駅で時間をつぶした後は、すぐ近くにある元公民館のようなこちらの施設へ移動。
正式名称は「吾妻峡周辺地域振興センター」。
ここでは関東初のレールバイク《アガッタン》を楽しめます。
僕たちは9:25に雁ヶ沢(がんがさわ)駅を出発する第1便を予約済。
八ッ場(やんば)ダムのふもとにある吾妻峡八ッ場駅まで30分の行程。
2020年にオープンしたそうです。
受付を済ませた後は、時間まで施設内の休憩室でのんびり。
モニターでは、ゆるーい感じのビデオがエンドレス再生。
「動物が横切る時は止まってあげてね」かと思ったら「エサをあげないで下さい」の
注意事項でした。
受付に戻り好きな色のヘルメットを選んで装着。
妻「眩しいからサングラスかけよっと」
出発時刻が近づいたので、係員に連れられ雁ヶ沢駅まで移動。徒歩で2分ほど。
「アガッタン」は、八ッ場ダム建設に伴い切り替え廃止となった旧JR吾妻線の
線路の一部を、自転車型のトロッコで走り抜けるアトラクション。
ちなみに旧吾妻線に雁ヶ沢駅と言うのはなく、アガッタンのために出来ました。
乗り場に着くと、
妻「なんか見たことある」
2018年に岐阜県飛騨市の神岡で楽しんだレールバイク「ガッタンゴー」とほぼ同じ形の車両がズラリ。
↑ 神岡のガッタンゴー
時間になると、先導車のスーパーカブに続き、20メートルくらい間隔を開けながら
次々と出発。
僕「早く!早く!」
妻「ちょっと、ガタガタ揺らさないでよ!」
はやる気持ちを抑えられない50過ぎのおっさんがここに健在。
駅を飛び出し目線を低くすると、線路が手の届きそうなくらい目の前に。
僕「これこれ!」
妻「どれ?」
僕「これだよこれ!」
妻「だからどれよ?」
不毛な応酬が続きます。
日射しは強いけど、風が涼しく気持ち良いので暑さを感じません。
それに電動式自転車なので楽に漕げます。
レールの継ぎ目を通る度に「ガッタン!」と音が。
妻「だからアガッタンなんだ!」
4年前と同じこと言うてるし。ちなみに、「吾妻(あがつま)」と「ガッタン」を
掛け合わせて「アガッタン」だそうです。
廃止前は日本一短いトンネルだった「樽沢トンネル」。
全長7メートルほどしかなく、レールバイクでもすぐに通過。
電車だったら存在すら気付かないほど、あっという間に過ぎちゃったんだろうな。
今度は長い「道陸神トンネル」に突入!
雰囲気を盛り上げる?謎のイルミネーション。
木漏れ日の中をのんびりと走ります。
ちなみに紅葉の時期は最高の景色になるそう。
そろそろ終点の吾妻峡八ッ場駅。背後に八ッ場ダムが見えます。
八ッ場駅からすぐの折り返し便で雁ヶ沢駅に戻ることも出来ますが、
僕たちは1時間ほど後の便で予約済み、それまで八ッ場ダムを見学することに。
<つづく>