夫婦ドタバタ旅行記と、くだらない雑記

ブログ名が昭和過ぎますが、気分で変えるかも。旅行は主に温泉です。

1泊2日群馬旅行③ 群馬県 有形文化財の宿 法師温泉 長寿館

 

 

ランチから車で1時間40分、途中道の駅に立ち寄りながら14時半ごろに

今夜の宿《法師温泉 長寿館》に到着。

 

猿ヶ京温泉より更に奥地にある温泉です。

 

 

 

 

妻「なんか古そうな建物が見えてきたよ」

歴史あると言ってくれ。

 

 

 

 

妻「古っ!」

歴史あるだって!

 

 

 

 

創業140年、国登録有形文化財に指定された老舗のお宿。

どの角度から眺めてもすごく風情があります。

 

 

 

 

昔ながらの帳場から見上げると、

 

妻「すごい古いね」

 

もういいや。

 

 

 

 

仲居さんに案内され通されたのは「薫山荘」の和室。

すごく涼しくて冷房がいらないし、なによりも川のせせらぎがすごい!

 

妻「この椅子すごく気持ち良いよ」

 

深く沈み込むタイプで、久々に人をダメにする椅子に遭遇。

 

 

 

 

あらかじめ入浴セットを拵えていたので、早速風呂へ。

こちらには大浴場が3つあり、時間帯によって男女が入れ替わり。

中でも宿名物の「法師乃湯」は混浴です(夜の2時間だけ女性専用

 

 

 

大浴場の撮影は禁止なので、宿のパンフレットで。

真ん中下の「玉城乃湯」は、岩造りの露天風呂と一体化していて、

眺めがとても良い!右上の「長寿乃湯」は少し小さめ。

そして右下の全面木造建築の湯屋が「法師乃湯」。

湯が適温なのでのんびり湯浴みできます。

何回か入りましたが、ご夫婦やカップルと度々遭遇して、

潜望鏡ごっこが出来なかったのが残念です(捕まるちゅーに

先日の雑記

 

 

 

 

湯浴みを楽しんだ後は、館内を探検。

「法師乃湯」は、高峰三枝子さんと上原謙さんが登場する国鉄時代の

初代フルムーンのCMやポスターにも起用されています。

 

他にも映画「テルマエ・ロマエ2」や、3年ほど前は遠藤憲一さん主演の

「さすらい温泉 遠藤憲一」でもこの宿が登場。さらにTV番組のロケは数知れず。

 

 

 

今度は2階に上がり、渡り廊下の先にある「法隆殿」へ。

イクラスな部屋が中心で、撮影は廊下だけですが、お高そうな匂いがプンプン。

 

他にも、木の造りが素晴らしい渓流沿いの「別館」もあります。

 

 

 

 

部屋でのんびりしてたところ、18時に「お夕食の準備ができました~」との電話が。

食事処へ向かうべく、川を渡る廊下を歩きながらふと川沿いを見ると、

 

 

 

 

なんということでしょう。別館に灯がともり、まるでポスターのような眺めが。

妻「ほんと歴史を感じさせる良い宿だね」

やっとか

 

 

 

 

テーブルにはすでに先付「わらび 山芋 オクラ」、酢の物「赤城鶏豆乳寄せ」が

セッティング。

 

妻「肉でか!

 

今日は上州牛ヒレステーキ付のプランにしたのですが、一人200gもある

まさかの大ボリューム。

 

 

 

 

まずはおなじみの岩魚の骨酒で乾杯。

熱燗に岩魚の旨味と風味が染み出していて、骨酒を肴に酒が飲めます(飲んでるやん

 

 

 

 

お造りは左から時計回りに

「ギンヒカリ(ニジマス)、トロ湯葉、岩魚の昆布〆、手のしこんにゃく」。

岩魚には昆布の旨味が乗り移り、ただの岩魚の刺身より美味さがアップ。

 

 

 

 

固形燃料に火が付いたので、早速肉を。

 

妻「ぶあっつ」

 

 

 

 

いい感じに焼き目が付いたので、いったん更に取り分け。

お好みで右の自家製ソースか、塩こしょうや山葵と付けていただきます。

 

 

 

 

やばし!昼間の上州牛カルビも良かったですが、

この上州牛ヒレはさらに上を行く美味さ。

柔らかくて、噛み締めると赤身の美味さが口の中でトップガン マーヴェリック!

(面白かったです

 

 

 

 

仲居さん「冷たいうちにどうぞ」

と運ばれてきたのは、冷し鉢「玉子豆腐と順才」。

玉子豆腐が美味いのは当たり前として、順才の食感と清涼感が良いアクセント。

 

 

 

 

焼物「鮎の塩焼き」は蓼酢とともに。

妻「蓼酢って鮎の塩焼きでしか見ないよね」

確かに。他の料理では見たことないな。

 

 

 

 

仲居さん「これは温かいうちに」

と揚物の「山ふぐ竜田揚げ」が来ました。

山ふぐってなんだろう、って妻がスマホで調べると、

 

妻「刺身こんにゃくだ!


いや揚物なんですけど。

聞いてみると「なまず」でした。あっさりとした白身で、いくらでも食べられます。

 

 

 

 

お食事は白飯、香の物、吸物はおっ切り込みの入ったスッポン鍋。

 

妻「米が美味しい!でも腹いっぱい!」

 

  • と言いつつデザートのスイカもしっかり別腹へ。

  • ボリュームのある夕食で、心も腹も大満足でした。

 

 

 

夕食後は再びお散歩。灯のついた玄関もまた良い風情。

この後も風呂と部屋を行ったり来たり。涼しい夏の夜をのんびり過ごしました。

 

 

 

 

翌朝は5時に起床。朝から何度も湯浴みを楽しんだ後は、8時から昨日と同じ食事処で

朝食です。 奇をてらわない、王道の品々。とにかく白飯が美味しくて感動。

 

 

 

 

ふと帳場の前を横切ると、昨日は閉まっていた障子が開いてます。

そこには薪がくべられた囲炉裏があり、とても懐かしい良い香りが。

 

食後のお茶をいただきながら、少し休憩。

歴史を感じさせ食事まで美味しい、思い出に残る良宿でした。

 

 

 

 

ちなみにちょうどこの日は延長された「愛郷ぐんまプロジェクト」をやっていて、

宿泊料金が二人で計10,000円の割引。

加えて地元みなかみ町の「MINAKAMI HEART泊まって!応援クーポン2000」もあり、

みなかみ町内で買い物や飲食に使える計4,000円分のプリペイドカードを

いただきました。

 

さて、チェックアウトは10時半ですが、渋滞に引っかからないよう9時には宿を出発!

 

<つづく>